ヒマラヤ山脈 2
17年前と大きく違うのはママという役職があるだけでは無い。
仕事もある。
来る来る詐欺(笑)の旦那が来ないならば、仕事に集中。
そういえば17年前にこのオンラインショップも始めたのだ。
まあ出店ばかりでオンラインショップはあまり手をかけていなかったですが、、、
ヒマラヤ山脈の奥地は日本よりもずっと寒くて(北海道はこれくらい寒いのかしら?)
実際に足で来て、自分の目と手で、そんな気候のウールモノをチェック出来たのは新鮮だったし楽しかった。
何分ここ10年は砂漠の抜群に暑い気候の生地やファッションに触れ合う事しか選択肢が無かった私は、
日本の気候にお勧めな冬物が少なかった。
ウールショール織り機
ヒマラヤの奥地まで来た甲斐があって
(出逢った日本人旅行者はヒマラヤ山中の往路で何度も吐いた(車酔い)らしい。
まあまあ悪路wとインド人ドライバーの急ブレ急発進により)
手紡ぎ手織りのウール生地を仕入れられたのは嬉しかったです。
6月でも雨が降ればダウン必須な地方のウール生地は
ややワイルドな肌触りですがそこはライニング(裏地)でカバーしつつ
本当に暖かくて、手紡ぎ手織りなので羊そのものの色合いや細くいえば
羊の色の個体差までよく見えて、本当に愛おしいウール生地です。
こちらのソックスは飼っている羊の原毛を紡ぎ、手編みしたニットソックス。
実際に羊も見せて貰いました。死んだら食べるのか?と聞いたら
こいつは家族だから死んでも食べない、と言ってキスしてました(汗)
今はあんな山の奥地でも、人々は羊に興味は薄くなっているらしい。
よくよく考えてみれば、インド国土の殆どはクソがつくほど暑い訳で、獣毛が必要となる様な冬でも無いし
何せ暑過ぎて虫がわいてしまいしっかり管理しないとすぐぼろぼろになってしまうので、
内需はあまり見込めないのかもしれません。羊よりリンゴの方が儲かるとの事。
山岳部のみ(面積的にはかなり少ない(インドだからそれなりの人口なんだろうけどw)の需要だから
そこまでシステマナイズされておらず、生産も流通も少ない。
そしてヒマラヤ山脈の奥地なので、流通事情が悪くて
発送に手間がかかって仕方ない。
割と資本のかかってる質の良いショール屋さんに発送サービスは無いのか聞いてみても
自分でパッキングして郵便局に持って発送するしか無い、と。。。
散々シュミレーションして、これはインド人式に大量の謎の荷物を手で運ぶしか無いwとの結論に。
ホント、とんでもない荷物で電車に乗ってるインド人ファミリーがいまだにいっぱい(人口が多いだけ?)。
じゃあ気合いと根性と厚かましさで大丈夫だろうと、最後の大きなミッションが出来ました。
秋には手紡ぎ手織り生地のクルタワンピースをUPする予定です。
その他、現地の真冬物クラフトもUP致しますので、どうぞよろしくお願いいたします!